厳かな雰囲気の中、神さまの前で挙式する「神前式」が密かにブームになっています。
神前式と披露宴を組み合わせて、白無垢・色打掛・ウェディングドレスとさまざまなお色直しが出来る点も花嫁さんに人気です。
結婚式を検討している方の中には、神前式の魅力・花嫁衣装・披露宴のあり/なしなどを知りたい方もいるかもしれません。
この記事では、神前式を挙げたカップル53組に、神前式を選んだ理由、神前式の魅力・メリット、花嫁衣装、披露宴の有無などを回答してくれたアンケート結果をご紹介します。
1. アンケート調査方法 |
2. アンケート調査結果のまとめ 2.1 回答者数 2.2 回答者の年齢層と性別割合 2.3 神前式を挙げたところ(神社/神殿) 2.4 神前式を挙げて良かった!と感じている方の割合 |
3. 神前式が人気の神社・神殿 |
4. 神前式を選んだ理由 |
5. 神前式の魅力・メリット |
6. 花嫁さんの衣装(白無垢・色打掛・引き振袖・ドレス) |
7. 披露宴のあり・なしの割合、披露宴なしの理由 |
アンケート調査方法

アンケート時期 | 2022年1月 |
アンケート様式 | Webフォーム |
アンケート対象者 | 神前式を挙げた既婚者 |
アンケート項目 | 性別、年齢、神社名、神前式メリット、披露宴あり/なしなど |
アンケート調査結果のまとめ

回答者数
53名の方から回答いただきました♪
回答者の年齢層と性別割合
回答者53名は、30代と40代半々くらいでした。

回答者53名の約8割は女性でした。

神前式を挙げたところ(神社/神殿)
神前式は、わたしたちが日常的に参拝している神社と、ホテル・式場の中にある神殿の両方の場所で挙げられます。
ホテル・式場の神殿は、結婚式だけを行っていますが、神社は、お宮参りや七五三なども行われるところです。神社では神事と重なる日には結婚式は挙げられません。
回答者53名の約8割は神社で挙式を挙げていました。

神前式を挙げて良かった!と感じている方の割合
神前式を挙げた方に、式を振り返ってみて「やっぱり、神前式が良かった!」って思えるかどうかを聞いてみました♪
「良かった」「やや良かった」「あまり良かったと思わない」「良くなかった」の4つの選択肢から1つ選んでもらいました。結果、90%以上の方が「良かった」という結果になりました。

結婚式という記念すべき一生のイベントを、厳かで神聖な雰囲気の中で執り行った日は、忘れられない素晴らしい思い出になります。
神前式が人気の神社・神殿

アンケート回答者52組が神前式を行った神社・神殿を聞いてみました♪
最も人気の神社・神殿は、「下鴨神社(京都)」「熱田神宮(愛知)」でした。
住吉大社(大阪)、明治神宮(東京)、上賀茂神社(京都)、川原神社(愛知)、八芳園(東京)が続きました。

人気があった神社・神殿は、いずれも「東京」「愛知」「大阪」「京都」に集中していました。遠方ゲストが新幹線や飛行機などでアクセスしやすいロケーションにあります。
神前式を選んだ理由

結婚式のスタイルは大きく5つに分けられます。
挙式スタイル
① キリスト教式・・教会・会場などで行われる。バージンロードが象徴的。
② 神前式・・神社などで行われる。神さまの前で夫婦になることを誓い合う。
③ 人前式・・列席者の前で夫婦になることを誓い合う。
④ 仏前式・・仏前で夫婦を誓い、祖先に報告する。
⑤ 海外挙式 ・・海外でアットホームで開放的に行われる挙式。
神前式を挙げたカップルは、どんな理由で神前式を選んだの?という疑問があるかもしれません。アンケート回答者が神前式を選んだ理由をまとめてみました♪
神前式を選んだ理由
神前式を選んだ理由 | 回答率(%) |
神前式への憧れ | 39 |
日本文化・日本人へのこだわり | 18 |
神社への親近感 | 16 |
パートナー・親族の希望 | 10 |
神社の永続性 | 3 |
挙式がコンパクト | 3 |
その他 | 11 |
合計 | 100 |

神前式を選んだ理由として、神前式への憧れが一番多く、日本文化・日本人へのこだわりや神社への親近感といった日本のルーツへの愛着も多かった結果でした。
神前式を選んだ理由(新郎さんのみ)
新郎さんのみに神前式を選んだ理由を聞いてみました。新郎新婦さんに神前式を選んだ理由を聞いた結果と比べて、
・パートナー・親族の希望という理由が多い
・神社の永続性という理由が少ない
・挙式がコンパクトという理由が多い
という結果になりました。
新郎さんは、神前式を選ぶ際に、新婦さんや親族の希望を叶えたいという気持ちが強く、神社の永続性といったロマンチックな理由はあまりなく、挙式費用を抑えたいという経済的な配慮が高いという結果ですね。
結婚式の主役はやっぱり新婦さん。新郎さんは主役である新婦さんの夢や気持ちに配慮しつつ、費用が高くならないようにお財布にも目を配っているという結果でした。
神前式を選んだ理由 | 回答率(%) |
神前式への憧れ | 43(↑) |
日本文化・日本人へのこだわり | 15(↓) |
神社への親近感 | 14(↓) |
パートナー・親族の希望 | 14(↑) |
神社の永続性 | 0(↓) |
挙式がコンパクト | 7(↑) |
その他 | 7(↓) |
合計 | 100 |

神前式を選んだ理由(新婦さんのみ)
新婦さんだけに神前式を選んだ理由を聞いてみました。新郎新婦さんに神前式を選んだ理由を聞いた結果と比べて、
・パートナー・親族の希望という理由が少ない
・神社の永続性という理由が多い
・挙式がコンパクトの理由が少ない
という新郎さんと逆の傾向になりました。
新婦さんは、神前式を選んだ理由として、新婦さんや親族の希望を叶えたいという気持ちが弱く、神社の永続性といったロマンチックな部分は強く、挙式費用を抑えたいという経済的な配慮は少ないという結果ですね。
結婚式の主役はやっぱり新婦さん。新婦さんの夢が気持ちが神前式を選んだ理由にはっきりと表れています。
神前式を選んだ理由 | 回答率(%) |
神前式への憧れ | 37(↓) |
日本文化・日本人へのこだわり | 19(→) |
神社への親近感 | 17(→) |
パートナー・親族の希望 | 8(↓) |
神社の永続性 | 4(↑) |
挙式がコンパクト | 2(↓) |
その他 | 13(↑) |
合計 | 100 |

神前式への憧れ

神前式を選んだ理由の中で最も多かった理由は「神前式への憧れ」。
カップルは神前式にどんな憧れをもっているんでしょうか。
いつかは白無垢・色打掛を着て晴れ舞台に・・いう新婦さんの憧れが最も多かったです。
40代女性:川原神社(愛知)で挙式
自分が幼い頃に、歳の離れたいとこのお姉さんの結婚式に出席したのがきっかけです。憧れたのは純白のウエディングドレスではなく、煌びやかな色打掛でした。
40代女性:住吉大社(大阪)で挙式
近所で昔から、住吉大社で式を挙げている花嫁さんに憧れていました。
30代女性:難波八坂神社(大阪)で挙式
白無垢や打掛といった和装での格式高い挙式がしたいと思っていたからです。
日本文化・日本人へのこだわり

日本文化や日本人のアイデンティティを大切にして神前式を選ぶカップルも多くいました。
30代男性:明治神宮(東京)で挙式
やはり日本人なので自分達のアイデンティティを意識しました。
30代女性:下鴨神社(京都)で挙式
外国人の夫の希望で、日本式の結婚式をしたいということだったので神前式を選びました。
30代女性:上賀茂神社(京都)で挙式
日本の風習で結婚の儀式を行いたかったから神前式を選びました。
神社への親近感

小さい頃から、神社にお詣りしたり、神社のお祭りに行ったりして、神社に親しみをもっている日本人も多いです。神社への親しみから神前式を選んだカップルも目立ちました。
30代女性:上賀茂神社(京都)で挙式
京都出身で、京都にはたくさんの神社があるのでせっかくなら地元で神前式をあげたいと思いました。
40代女性:難波神社(大阪)で挙式
実家の近所で幼いころから馴染のある神社だったので選びました。
30代女性:下鴨神社(京都)で挙式
京都が故郷だったので地元で式を挙げたいと思いました。
パートナー・親族の希望

結婚するとパートナーの家族や親族とも仲良くやっていかなきゃいけません。もちろん、パートナーの気持ちは一番大切。
パートナー・親族が神前式を希望したので、神前式を選びましたという方もいました。
40代男性:明治神宮(東京)で挙式
妻が神前式で挙げることを希望していたので神前式を選びました。
30代女性:浜松八幡宮(静岡)で挙式
旦那の親御様の希望で神前式にしました。
30代女性:五社神社・諏訪神社(静岡)で挙式
夫がお寺や神社をめぐったりすることが好きで神前式希望だった。私は当初チャペルでの挙式希望だったが、ウェディングドレスを披露宴で着たらいいということだったので賛成した。
神社の永続性

建立から数百年、数千年と経過している神社は多数あります。一方、ホテルや式場は企業が経営しているので、経済環境によって、なくなってしまったり、形が変わることが比較的に多いと言えます。
多くの人にとって一生に一度の結婚式。永く続く場所で挙式したいという理由もみられました。
40代女性:射水神社(富山)で挙式
ホテルや一般の結婚式場は何年か経つとなくなってしまったりしますが、神社は何十年、何百年もかわらずあり続けるから神前式にしました。
40代女性:近江神宮(滋賀)で挙式
友人が結婚式をあげたホテルや結婚式場が経営破綻などでつぶれてしまうのを見ていて、神社ならつぶれることはなく、いつまでも良い思い出で、初詣などでずっとお参りもできて良いと思いました。
挙式がコンパクト

結婚式には大きな費用が発生してしまいます。新婚さんにとって悩みの種の1つ。コンパクトな挙式はお財布にも優しく新婚さんも助かります。
神殿の広さや方針によっては友人・知人の参列を認める神社もありますが、基本的には神前式の参列者は親族のみです。アットホームな挙式を希望するなら、神前式はおすすめです。
40代男性:岐阜護国神社(岐阜)で挙式
和式にこだわりがありました。結婚費用を抑えたかったという事情もあり、神前式を選びました。
40代女性:吉田神社(京都)で挙式
身内だけでささやかに行える為。京都在住なので良い神社が沢山あったという理由もあって神前式にしました。
神前式の費用
神前式の費用は、神社や衣装などによりますが、神社に納める挙式料(初穂料)10万円と新郎・新婦の衣装・着付け・美粧・各種手配代20万円の合計30万円くらいです。一般的に、神前式の費用は、ホテルや式場での挙式の費用より低めです。
神前式の魅力・メリット

全国52組のカップルに神前式の魅力やメリットを質問してみました♪
神前式の魅力やメリット | 回答率(%) |
厳かな雰囲気がよい | 38 |
神聖な気持ちになれる | 15 |
和装の喜び | 12 |
親族が喜んでくれる | 11 |
夫婦になる実感が湧く | 9 |
優雅・美しい・神秘的 | 6 |
その他 | 9 |
合計 | 100 |

神前式への憧れや、日本文化へのこだわり、神社への親近感といった理由で神前式を選ぶカップルが多かったですが、実際に神前式を体験してみると、厳かな雰囲気や神聖な気持ちになれたことが神前式の魅力やメリットと回答する人が多かったという結果でした♪
神前式の魅力・メリット(新郎さんのみ)
新郎さんのみに、神前式の魅力・メリットを聞いてみました。
新郎新婦さんに神前式の魅力・メリットを聞いてみた結果と比べて、親族が喜んでくれる、優雅・美しい・神秘的といった、周りの人や式の舞台自体に気持ちが寄せられている傾向が強いという結果になりました。新郎さんはどこか一歩引いて客観的に神前式を感じている傾向が強いですね。
神前式の魅力やメリット | 回答率(%) |
厳かな雰囲気がよい | 33(↓) |
神聖な気持ちになれる | 8(↓) |
和装の喜び | 17(↑) |
親族が喜んでくれる | 17(↑) |
夫婦になる実感が湧く | 8(→) |
優雅・美しい・神秘的 | 17(↑) |
その他 | 0 |
合計 | 100 |

神前式の魅力・メリット(新婦さんのみ)
新婦さんのみに神前式の魅力・メリットを聞いてみました。
新郎新婦さんに神前式の魅力・メリットを聞いてみた結果と比べて、厳かな雰囲気を感じるとか神聖な気持ちになれるといった式の舞台が自分の心のテンションをアップさせる傾向が強いという結果になりました。
どこか一歩引いて客観的に神前式を感じている傾向が強い新郎と違って、新婦さんは式という場を自分の中に取り込んで魅力やメリットを感じているようです。
新郎と新婦で結婚式に向き合う姿勢が違っていることをはっきり示した結果となりました。
神前式の魅力やメリット | 回答率(%) |
厳かな雰囲気がよい | 39(↑) |
神聖な気持ちになれる | 17(↑) |
和装の喜び | 11(→) |
親族が喜んでくれる | 9(↓) |
夫婦になる実感が湧く | 9(→) |
優雅・美しい・神秘的 | 4(↓) |
その他 | 11 |
合計 | 100 |

厳かな雰囲気

神前式は、神社という日本の神様が鎮座する非日常的な空間で、参進(さんしん)・祝詞奏上(のりとそうじょう)・三三九度(さんさんくど)・玉串奉奠(たまぐしほうてん)といった神秘的な流れで進んでいきます。
チャペルなどの挙式にはあまりない「格式」「厳格さ」といった雰囲気を感じながら神前式が行われます。この雰囲気が他にはない魅力・メリットと感じるカップルの方は全体の約40%と一番多かったです。
30代女性:川原神社(愛知)で挙式
厳かな雰囲気で、日本人らしく和の雰囲気が味わえて良かったなと思いました。両家の親に玉串奉奠などをやってもらって、家や親との繋がりも感じられました。
40代男性:岐阜護国神社(岐阜)で挙式
厳かな雰囲気で、日本人らしい結婚式を挙げられてたことに満足度が高かったです。厳格な雰囲気が、親族うけも良かった。
神聖な気持ち

神前式は日本の神様の前で結婚を報告し、夫婦になることを誓い合う儀式。神聖な気持ちも高まります。
40代女性:住吉大社(大阪)で挙式
神聖な気持ちになれた。身がひきしまりました。
30代女性:下鴨神社(京都)で挙式
神様の前で誓うので身が引き締まりました。
和装の喜び

白無垢・色打掛といった和装に憧れて神前式を選んだ女性が多かったですが、実際に神前式を体験してやっぱり和装を着る喜びを感じたようです。
30代女性:リーガロイヤルホテル 神殿(大阪)で挙式
着物を着れるので、お色直しでガラッと印象が変わったようなら感じられるところが魅力的でした。
30代女性:熱田神宮(愛知)で挙式
どこで写真を撮ってもとても和装に映えて綺麗に撮れた点が神前式の魅力でした。
親族が喜んでくれる

親族の方は年配の方も多く、落ち着いて参列できる神前式は一般的に親族受けがいいです。
親族杯の儀(両家の親族が御神酒を交わす儀式)には、親族も参加するので、列席して見守る以上の臨場感を親族も一緒に味わうこともできます。
神前式の魅力・メリットとして、親族が喜んでくれるということを挙げた方も多くいました。
30代女性:難波八坂神社(大阪)で挙式
挙式の際は独特の雰囲気に緊張することもありましたが、両親や年配の親族にも受け入れてもらいやすいスタイルだったのが魅力的でした。
30代女性:琵琶湖ホテル内神殿(滋賀)で挙式
両家の親せきが、新郎新婦を挟んで向かい合っての儀式でしたので、本当にこれから親族一同、関係を築いていくんだなという身が引き締まる気持ちがしました。参加してくださった方々も「神前式っていいもんだね」「一体感があった」と言ってくれていました。
夫婦になる実感

厳かな雰囲気の中、日本の神様の前で、神聖な気持ちで誓い合う。親族も夫婦になることを喜んでくれます。「これから、夫婦だね」と実感するという魅力・メリットを挙げた方もいました。
40代女性:金毘羅神社(佐賀県)
厳かな雰囲気の中で式を挙げることができ、心から清らかな気持ちで夫婦になることが実感できるところだと思います。
30代女性:浅草ビューホテル内神殿(東京)
厳かな雰囲気で背筋がピンと伸びる感覚があり、これから夫婦になるんだという気持ちをしっかり持てたのと昔ながらの手順が色々ありとても面白かったです。
優雅・美しい・神秘的

伝統ある建築様式で建立されている神社。巫女の舞や雅楽奉奏(ががくほうそう)などの日本の伝統芸能が繰り広げられる中で、厳かに神前式は行われます。
神前式では見るもの聞くもの全てが、優雅で美しく神秘的。映画のワンシーンのような舞台も神前式の魅力・メリットと言えます。
30代男性:沼津日枝神社(静岡)で挙式
神秘的な緊張感に包まれ、華やかながらも落ち着いた式を挙げれた事が魅力的でした。
40代女性:吉田神社(京都)で挙式
歴史の重みを感じさせる荘厳な建物の中で、神秘的な雰囲気でお式が挙げられてとても良かった。後で写真を見てもとても満足しています。
神前式を選んだ理由と神前式の魅力・メリットはかなり異なる結果となりました。
実際に神前式を行うとイメージを超えた様々な魅力を新郎新婦さんは感じたようです。
花嫁さんの衣装(白無垢・色打掛・引き振袖・ドレス)

神前式の花嫁衣装は、「白無垢(しろむく)」「色打掛(いろうちかけ)」「引き振袖(ひきふりそで)」「本振袖(ほんふりそで)」と、様々です。
白無垢は、掛下(かけした)・打掛(うちかけ)・小物まで、全て白で統一するスタイル。角隠しか綿帽子で頭を隠し、披露宴で外します。もともとは「婚家の色に染まる」という意味合いがあります。

色打掛は人気の和装で憧れる花嫁さんも多い衣装です。豪華な色彩が特徴的で、(白無垢と違って)小物も衣装の色合いに合わせることができます。昔と比べて、花嫁さんが動くことが多いので、綿を少なくして軽めにした色打掛が多くなりました。

引き振袖は、第一礼装とも呼ばれ、未婚女性の和装礼服の中でも格の高い衣装です。裾を引きずる振袖なので、引き振袖と言われています。色打掛や白無垢と比べると愛らしい印象も与えます。中でも武家の婚礼衣装として着用されていた「黒引き振袖」が人気です。
本振袖は、裾が長めの振袖。裾を引かないので動きやすくお色直しに使う花嫁さんが多いと言われます。ドレスは、神前式のときではなく、披露宴のときのお色直しに使う方が多いです。
40代女性
披露宴会場はキレイな洋風の作りにガラッと変わり、移動なしで和と洋両方の気分を一気に味わえ、式は白無垢、披露宴は色打掛で入場、衣装直しはカラードレスと全てを味わえたので大変満足しています。
披露宴のあり・なしの割合、披露宴なしの理由

神前式を挙げた52組のカップルに、式後に披露宴を行ったかどうかを質問してみました。
約60%のカップルが披露宴も行い、約40%のカップルが披露宴は行わなかったという結果でした。

一般的に、結婚式は、挙式と披露宴という別々の内容のイベント二つを合せて表現しています。
挙式は、新郎と新婦が夫婦になることを誓い、夫婦として生きていくための儀式です。披露宴は、式に立ち会ってくれた方々への感謝の気持ちなどを表す宴です。挙式を挙げたとしても、必ずしも披露宴を行う必要はありません。
披露宴を行わなかったカップルはどんな理由で挙式(神前式)だけにしたのでしょうか。その理由も教えてくれました♪
身内・近い親族による挙式

身内だけの小さな挙式にすると、列席者は顔見知りでお互いよく知っている人たちばかりなので、新郎・新婦を披露する宴をもうける意味は少し小さくなると言えます。
30代女性
身内だけだったため相談して披露宴は行いませんでした。
40代男性
近い親族のみで行ったため披露宴は行いませんでした。
新型コロナによる自粛

神前式は、参殿から退場までの流れがあって、この間は新郎新婦や列席者はほとんど会話せず、静かに行われます。
披露宴は、多くの方が集まって、飲食したり、会話したりするので、神前式と比べると新型コロナへの注意が少し必要かもしれません。
30代女性
コロナの為披露宴は行いませんでした。
30代男性
コロナ禍で身内のみの式で、都合上の日暮れ以降の神前式だったので、披露宴は行いませんでした。
披露宴でなく小さな会食で

披露宴という形ではなく、代りに小さな会食を行うケースもあります。
40代女性
披露宴は挙げず、友人の小さなレストランで披露パーティーをしました♪
予算の都合

神前式の費用は、神社や衣装などによりますが、神社に納める挙式料(初穂料)10万円と新郎・新婦の衣装・着付け・美粧・各種手配代20万円の合計30万円くらいです。
披露宴の費用は、会場や規模などにもよりますが、100万円以上かかる場合もあります。
新婚さんにとって、挙式・披露宴の他にも、これから、新婚旅行・新しい住まい・子供の養育費などいろいろ必要なので、費用を抑えておきたいと感じる方もいると思います。
40代女性
予算の都合で披露宴は行いませんでした。
いかがでしたでしょうか?神前式は一生の思い出に残る素敵な挙式です。
ぜひ神前式も検討してみてください♪