【縁結び】”水と恋”の聖地 「貴船神社」ーご利益・お守り・御朱印

 京都の山奥に静かに鎮座(ちんざ)する「貴船(きふね)神社」。

 多くの逸話を持ち、ご神気(スピリチュアルエネルギー)に満ちている”水と恋”の聖地です。

貴船神社を知りたい

・貴船神社のご利益を知りたい!参拝方法も教えて。
・どんな種類のお守りがあるんですか?

 こういった疑問をもつ方がいるかもしれません。

 この記事では、貴船神社のご利益・お守り・御朱印をご紹介します。参拝方法・アクセス・おすすめのカフェなどもご案内します。

 一言で言えば、貴船神社は、創建から1,500年以上を超え、高い名声を獲得している「水と恋の聖地」。恋に悩む女性、結婚を願う女性は、ぜひお詣りしていただきたいと思います♪

目次

貴船神社とは?

貴船神社の二の鳥居
二の鳥居

 貴船(きふね)神社は、京都市の山奥にひっそりと鎮座する小さな神社です。標高は約300m。

 京都駅から電車とバスを乗り継いで行けます。(待ち時間なしで)ちょうど1時間くらい。

 真冬は雪で覆われて幻想的な風景になります。

 全国に約450社ある「貴船神社」の総本社。いわゆる古社で創建は5世紀(西暦400年ごろ)と言われています。

神様

 神様は、高龗神(たかおかみのかみ)と磐長姫(いわながひめ)

 高龗神(たかおかみのかみ)は水神(すいじん)さん。雨乞いや水難防止を祈って崇拝されてきた神様です。

 貴船神社は水神(すいじん)がまつられる神社。”水”の聖地とも言えます。

 実際、貴船神社周辺を流れる川の水量は多い!水は透き通っていて綺麗です。

 祀られている磐長姫(いわながひめ)は縁結びの神様として知られています。貴船神社は、”恋”の聖地でもあります。

 平安時代、歌人の和泉式部(いずみしきぶ)も貴船神社に参拝して夫と復縁できた話も!

貴船神社の結社
結社(貴船神社内)

 貴船神社内の結社(ゆいのやしろ)に磐長姫(いわながひめ)が祀られています。末永いご縁を求めて多くの若い女性やカップルが参拝することでも有名です。

ご利益

 貴船神社のご利益は、運気隆昌・縁結び・諸願成就です。

貴船神社のご利益

① 運気隆昌・・・運勢が上がる・栄える
② 縁結び・・・末永く良縁が結ばれる
③ 諸願成就・・願い事全般が叶う

参拝方法

貴船神社の本宮境内マップ
引用:貴船神社の本宮境内マップ

 貴船神社は、大きくは3つの社から構成されています。

本宮、結社、奥宮

貴船神社の3つの社

① 本宮(ほんぐう)
② 結社(ゆいのやしろ)
③ 奥宮(おくみや)

出発到着時間(徒歩)
貴船バス停①本宮(ほんぐう)5分
①本宮(ほんぐう)②結社(ゆいのやしろ)10分
②結社(ゆいのやしろ)③奥宮(おくみや)10分

参拝順はない

 3社を参拝する順番は特にありません

 「①本宮」→「③奥宮」→「②結社」の順番で参拝する(三社詣)が正式な参拝順と言われることがありますが、厳密な参拝順はありません。

 実際、本宮の社務所・授与所(しゃむしょ、じゅよしょ)で、巫女さんに「参拝順はありますか?」と質問したところ、「参拝順は特にはありません。ご自由に参拝してください」と回答されました。

貴船神社の本宮(社務所・授与所)
本宮 社務所・授与所(貴船神社内)

 貴船神社に参拝した当日、ほとんどの参拝客は、「①本宮」→「②結社」→「③奥宮」の順番で参拝していました。

 「①本宮」→「②結社」→「③奥宮」の順番は、神社バス停(貴船バス停)から近い順番なので、分かりやすい参拝ルートです。

手水舎(てみずしゃ)

本宮 手水舎(貴船神社内)

 本宮から参拝する場合、本宮に着いたら手水舎(てみずしゃ)で手・口を清めておきましょう。

軽装・身軽・歩きやすい靴

貴船神社 参拝路
貴船神社 参拝路

「①本宮」→「②結社」→「③奥宮」は、徒歩で20分くらい。

 ずっと緩やかな上り坂になっているので、重い荷物を持参したり、歩きにくい靴(ハイヒールなど)で参拝しようとすると、大変です。

 できるだけ「軽装」「身軽」「歩きやすい靴」でいらしてください!

 ただし、京都市内よりも貴船神社付近は気温が少し低いので、京都市内の平地にいる時より少し厚めの服装で参拝することがおすすめです。

カフェ・御食事処

貴船神社 参拝路

 上の写真は、「③奥宮」⇔「①本宮」参拝路沿いの様子です。

 カフェ・御食事処が並んでいて、どこに入ろうか迷うくらいお店があります。

 「③奥宮」⇔「①本宮」往復で徒歩1時間くらいかかりますが、疲れた時やお腹が空いた時には、参拝路沿いのカフェ・食事処で休憩するのがおすすめです。

神様

貴船神社 ライトアップ

 貴船神社には、2柱(二人の神様)が祀られています。

貴船神社の神様

水の神様:高龗神(たかおかみのかみ)
恋の神様:磐長姫(いわながひめ)

高龗神(たかおかみのかみ)

 高龗神(たかおかみのかみ)は水神。水の供給を司る神様です。

 水は万物の根源。水がないと生命は途絶えてしまいます。

 水は土に染み入り、大地をうるおし、様々な植物が生長します。そこに、多くの動物も住むことができるので、水は命の根源。

 水が降りすぎないように、逆に干ばつになるような日照りにならないように、崇拝されてきた神様が、高龗神(たかおかみのかみ)です。

高龗神(たかおかみのかみ)のご利益

運気隆昌・・・運が上向きになる↑
諸願成就・・・さまざまなお願いが叶う

高龗神(たかおかみのかみ)が祀られる社

本宮と奥宮(貴船神社内)

巨大な龍穴

奥宮の本殿拝殿(貴船神社内)

 奥宮の本殿下には大きな龍穴があると言われています(今は外から龍穴を見ることができません)。

 江戸時代(1861~1863)、奥宮の本殿修理が行われました。

 そのとき、大工さんが、あやまってノミを龍穴に落としたところ、空が曇り、突風が吹き、ノミが空中へ吹き上がったそうです💦

 高龗神(たかおかみのかみ)の怒りに触れてしまったのかもしれませんね。

磐長姫(いわながひめ)

 磐長姫(いわながひめ)は、名前が神様の特徴を表しています。

 磐(おおきな固い岩)と長(永遠に続く)を体現する神様

 ビジネス、健康、命、男女の縁など、長く長く続いて欲しいものをお祈りする神様です。

磐長姫(いわながひめ)のご利益

縁結び(恋)、延命長寿

 磐長姫(いわながひめ)は、ニニギ嫁入りできなかったことを恥じて、貴船神社に留まり、人々の良縁を授ける神様になったと言われています。

 磐長姫(いわながひめ)には、妹の神様がいます。木花咲耶姫(このはなさくやひめ)です。

 姉妹の神様はどちらも「縁結び」の神様。ただし、ニュアンスが少し違います。

 妹の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、女性の守り神。安産・子宝・縁結びといった、女性のさまざまなライフステージでありがたい御神徳を戴ける神さまです。

 妹の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、静岡県の富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)に祀られています。

 姉の磐長姫(いわながひめ)は、永遠の神様。健康や男女の仲など”長く続くこと”をお祈りすると御利益があると言われています。

磐長姫(いわながひめ)が祀られる社

結社(貴船神社内)

結社(貴船神社内)

諸説による神様

闇龗神(くらおかみのかみ)

 貴船神社の奥宮には、高龗神(たかおかみのかみ)だけではなく、闇龗神(くらおかみのかみ)も祀られている説もあります

船玉神(ふなだまのかみ)としての信仰も篤い一説には闇龗神(くらおかみのかみ) 玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られていると伝わる

貴布禰総本宮 貴船神社 | 貴船神社について (kifunejinja.jp)

 闇龗神(くらおかみのかみ)も水の神様。高龗神(たかおかみのかみ)と別々で対をなす神様という説と同一の神様という説の両方があります。

 闇龗神(くらおかみのかみ)と高龗神(たかおかみのかみ)は別々で対をなす神様(二柱)とする説だと、以下のように、水の場所によって、司る神様が違うという考えになります。

玉依姫命(たまよりひめのみこと)

 貴船神社の奥宮に祀られている神様は、高龗神(たかおかみのかみ)だけではなく、玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られているという説もあります

船玉神(ふなだまのかみ)としての信仰も篤い一説には闇龗神(くらおかみのかみ) 玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られていると伝わる

貴布禰総本宮 貴船神社 | 貴船神社について (kifunejinja.jp)

 玉依姫命(たまよりひめのみこと)は、西暦400年ごろ、黄船に乗って、淀川・鴨川を遡り、現在の貴船神社の奥宮に到着。そこで水神を祀ったのが貴船神社のはじまりと言われています。

 この逸話から、玉依姫命(たまよりひめのみこと)も奥宮で祀られていると考える人もいます。

 玉依姫命(たまよりひめのみこと)は、初代天皇「神武天皇」のお母様です。安産、子育て、縁結びの御利益があると言われています。

ご利益(縁結び)

 縁結びのご利益を戴くために、貴船神社内の結社(ゆいのやしろ)と奥宮(おくみや)でお祈りしましょう。

 結社(ゆいのやしろ)には、磐長姫(いわながひめ)が祀られていて、奥宮(おくみや)には玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られているという説があります。

 どちらの神様も縁結びの神様。両社ともに参拝して良縁をお祈りしましょう。

参拝方法

 両社どちらを先に参拝するかは自由です。

 バス停(貴船)から貴船神社にアクセスする場合、結社(ゆいのやしろ)→奥宮(おくみや)の順番が行きやすいです。

 最初に、本宮(ほんぐう)の手水舎(てみずしゃ)で清めます。

 次に、本宮(ほんぐう)を出て、参拝路を10分歩き、結社(ゆいのやしろ)へ。ここでお祈りします。

 最後に、結社(ゆいのやしろ)を出て、奥宮(おくみや)へ。ここでお祈りして、終了です。

1. 本宮(ほんぐう)手水舎(てみずしゃ)でお清め

本宮 手水舎(貴船神社内)

 本宮(ほんぐう)の手水舎(てみずしゃ)で手・口を清めておきましょう。

 手水舎(てみずしゃ)は、本宮の社務所・授与所の階段を降りたところにあります。下のマップでは⑨です。

本宮 マップ(貴船神社内)

2.  本宮(ほんぐう)を出る

本宮 出口(貴船神社内)

 本宮(ほんぐう)の手水舎(てみずしゃ)で清めた後、本宮(ほんぐう)を出ます。

本宮 マップ(貴船神社内)

 本宮の出口は、上の図の赤枠の場所。鳥居をくぐって、長い石段を降りていきます。

 降りた後、左に曲がって、真っ直ぐ。上り坂になっています。

 10分くらいで結社(ゆいのやしろ)に着きます。

3. 結社(ゆいのやしろ)でお祈り

結社の拝殿(貴船神社内)

 上の写真のように、結社(ゆいのやしろ)についたら、拝殿でお祈りします。

結社(貴船神社内)の結び文

 お祈りだけではなく、結社(ゆいのやしろ)に設置されている「結び文」(200円)を利用して、縁結びのお願いができます。

 昔は、細い草の葉を、今は、良縁を願って書かれた結び文を、社に結んで祈願する習わしがあります。

結社(貴船神社内)の結び文(表・裏)

 しっかり良縁の御神徳を戴きたい方は、結び文の裏にお願いごとを書いて、細く折って、結び所に結んでおきましょう

 結び所は結社(ゆいのやしろ)内にあるのですぐに見つかります。お願いごとを書く文房具と台も用意されているので、文房具などは用意しなくてOK。

 200円は、納める木箱がありますので、そこに納めておきます。

 結社(ゆいのやしろ)は長く続く良縁をお祈りする神聖なパワースポット。

 長く続く良縁を象徴する「相生の杉」(御神木)が結社(ゆいのやしろ)近くで地にしっかり根を生やしています。

結社(貴船神社内)近くの「相生の杉」(御神木)

 相生の杉は、同じ根っこから生えた二本の杉。樹齢は1,000年。夫婦共に仲良く長生きすることを意味する杉です。

結社(貴船神社内)近くの「相生の杉」(御神木)

 結社(ゆいのやしろ)を出て、さらに坂を登っていくと、10分くらいで奥宮(おくみや)に到着です。

奥宮 表門(貴船神社内)

4. 奥宮(おくみや)でお祈り

 最初に、奥宮(おくみや)表門の左前にある手水舎(てみずしゃ)でお清めしましょう。

 下の写真のように、拝殿・本殿でお祈りします。

 左に列が出来るので、最後尾に行って、前の方達の祈願を待ってから、お祈りです。

奥宮の本殿拝殿(貴船神社内)

 奥宮(おくみや)には玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られているという説がありますが、奥宮でも縁結びのパワーを感じることができました。

 結社(ゆいのやしろ)の相生の杉と同じように、奥宮(おくみや)にも御神木があります。

奥宮(貴船神社内)の「連理の杉」(御神木)

 「連理(れんり)の杉」。杉と楓という別々の木が1つになったもの。夫婦・男女が仲睦まじいことを象徴しています。

奥宮(貴船神社内)の「連理の杉」(御神木)

 結社(ゆいのやしろ)で参拝して本宮(ほんぐう)に引き返すことなく、できるだけ、奥宮(おくみや)にも足を運んで、縁結びをお祈りすることをおすすめします。

縁結び特別祈願

結社(貴船神社内)内の「えんむすび特別祈願」案内版

 貴船神社は、京都の山奥にある神社。参拝には、半日~1日くらい必要です。

 貴船神社は、恋の神社としてとても有名。貴船神社で祈願するんだから・・・しっかり良縁をお願いしておきたいという方もいるはずです。

 そういう方には「えんむすび特別祈願」がおすすめです。

項目内容
当日祈願3,000円
3ヵ日祈願5,000円
受付場所社務所
受付時間9:00~15:30
お願いごと男女間のえんむすび
お願いごとの例良縁成就、復縁成就、交際成就、結婚成就
その他のえんむすびのお願いごと夫婦円満・人間関係円満・企業間の良縁などは「一般祈祷」で受付

 受付は本宮の社務所(9:00~15:00)で行っています。

本宮 社務所・授与所(貴船神社内)

永遠の命か?絶世の美女か?

 貴船神社に祀られている磐長姫(いわながひめ)には壮大な物語があります。

 日本のトップの神様はアマテラスニニギは、アマテラスのお孫さまで、天から日本の国に降り立って、日本の国を統治した神様と言われています。

 ニニギは、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と出会い、求婚しました。木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、磐長姫(いわながひめ)の妹。二柱(ふたりの神さま)のお姫様は、姉妹の関係になります。

 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、日本の神話の中で最も美しい絶世の美女と言われていました。しかし、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、美しいがゆえに、結婚するとニニギ・子孫の命が有限となってしまいます。

 そこで、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の父・大山祇神(おおやまつみのかみ)は、美しくはないがニニギ・子孫に永遠の命を与える姉・磐長姫(いわながひめ)と妹・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)ニニギに送り出したと言われています。

 ここで、ニニギは、姉妹の両方と結婚していれば(今だと重婚になりますが、神話のお話です)、桜が咲くように繁栄して、ニニギ・子孫が永遠の命になったはず。

 でもそうならず、ニニギは、美しい妹・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)だけと結婚してしまいました。結果、ニニギ・子孫(続いていく神様たち)の命は有限になったと言われています。

 姉・磐長姫(いわながひめ)は、父・大山祇神(おおやまつみのかみ)のもとに送り返されてしまいました💦

 磐長姫(いわながひめ)ご自身は良縁に恵まれなかったけれど、人々には良縁に恵まれて欲しいと願って、貴船神社にとどまって、御鎮座されました。

 磐長姫(いわながひめ)は、こころ優しい縁結びの神様です。

 良縁を願う女性にはぜひ貴船神社にお詣りしていただきたいと思います。

結社(貴船神社内)

恋多き天才女流歌人も復縁成就

 貴船神社が、”恋を祈る”神社として高く評価されている逸話として、天才女流歌人「和泉式部(いずみしきぶ)」の復縁成就があります。

 和泉式部(いずみしきぶ)は、平安時代に活躍した女流歌人。恋愛遍歴が多く、情熱的な恋の歌を歌う天才でした。

 その和泉式部(いずみしきぶ)が、夫との仲が悪くなり、貴船神社にお詣りしました。

 貴船川に飛ぶ蛍を見て、その悲しい気持ちを歌にし、祈願とした言われています。

 そうすると、慰めの返答が聞こえてきて、ほどなく復縁の願いが叶い、夫婦の仲がもとのように円満になったと言われています。

結社(貴船神社内)内の和泉式部の歌碑

 和泉式部(いずみしきぶ)の逸話から1,000年。貴船神社は今でも恋の神社として高い名声を獲得しています。

 良縁・復縁を願う女性は貴船神社にお詣りしていただくことをおすすめします。

ご利益(運気隆昌・諸願成就)

 水の神様「高龗神(たかおかみのかみ)」が祀られている本宮(ほんぐう)と奥宮(おくみや)で、祈願しましょう。

高龗神(たかおかみのかみ)のご利益

運気隆昌・・・運が上向きになる↑
諸願成就・・・さまざまなお願いが叶う

 貴船神社(きふねじんじゃ)は、「きぶね」と濁って発音しませんが、神社にお祭りされている神様が「水の神様」だからと言われています。

参拝方法

 両社どちらを先に参拝するかは自由です。

 バス停(貴船)から貴船神社にアクセスする場合、本宮(ほんぐう)→奥宮(おくみや)の順番が行きやすいです。

 最初に、本宮(ほんぐう)の手水舎(てみずしゃ)で清め、拝殿でお詣りします。

 次に、本宮(ほんぐう)を出て、参拝路を20分歩き、奥宮(おくみや)へ。ここでお祈りします。

1. 本宮(ほんぐう)手水舎(てみずしゃ)でお清め

本宮 手水舎(貴船神社内)

 本宮(ほんぐう)の手水舎(てみずしゃ)で手・口を清めておきましょう。

 手水舎(てみずしゃ)は、本宮の社務所・授与所の階段を降りたところにあります。下のマップでは⑨です。

本宮 マップ(貴船神社内)

2. 本宮(ほんぐう)拝殿で祈願

本宮 拝殿(貴船神社内)

 本宮(ほんぐう)の拝殿で祈願します。

 拝殿は、本宮の社務所・授与所真向かいに位置しています。下のマップでは⑥です。

本宮 マップ(貴船神社内)

3. 本宮(ほんぐう)を出る

本宮 出口(貴船神社内)

 本宮(ほんぐう)で祈願した後、本宮(ほんぐう)を出ます。

本宮 マップ(貴船神社内)

 本宮の出口は、上の図の赤枠の場所。鳥居をくぐって、長い石段を降りていきます。

 降りた後、左に曲がって、真っ直ぐ。上り坂になっています。

 20分くらいで奥宮(おくみや)に着きます。

4. 奥宮(おくみや)でお祈り

 最初に、奥宮(おくみや)表門の左前にある手水舎(てみずしゃ)でお清めしましょう。

 下の写真のように、拝殿・本殿でお祈りします。

 左に列が出来るので、最後尾に行って、前の方達の祈願を待ってから、お祈りです。

奥宮の本殿拝殿(貴船神社内)

 1046年7月に水害が発生。奥宮は被災し、1055年に本宮に移築したと言われています。

 794年、京都に都が開かれました(平安時代)。その当時から、天皇の勅使が貴船神社に差し向けられて、”水の供給を司る” 高龗神(たかおかみのかみ)へ祈願。

 日照りの時には「黒馬」を、長雨の時には「白馬」を献上したと言われています。

 

絵馬発祥の地

 平安時代から、晴れを祈願する場合には「白馬」が、雨を祈願する場合には「黒馬」が、貴船神社に献上されていました。

 その数は数百回。その度に生きた馬を献上することも大変です。

 そこで、生き馬に変えて馬の絵を描いた板を献上したことが、絵馬の始まりと言われています。

本宮(貴船神社内)

水みくじ

本宮(貴船神社内)水みくじ案内版

 水の神様をお祀りする「貴船神社」。

 御神水(ごしんすい)で占う「水みくじ」は、よく当たると評判です。

 私も参拝したときに、水みくじで占ってみました!

本宮 マップ(貴船神社内)

 水みくじは、本宮(ほんぐう)内の拝殿と社務所・授与所の中間で行うことができます。上の写真の赤枠部分です。

本宮(貴船神社内)水みくじ

 水みくじは、200円を納めて、いただきます。この時点では、おみくじに何も書かれていません💦

本宮(貴船神社内)水みくじ

 水みくじを、御神水(ごしんすい)にそっと浸すとじわじわと文字が浮かび上がってきます。この間はドキドキですね。

本宮(貴船神社内)水みくじ

お守り

お守りの授与所

本宮 社務所・授与所(貴船神社内)

 本宮内の社務所・授与所でお守りをいただくことができます。

 様々な種類のお守りが社務所・授与所「正面」「右奥」の2箇所に置かれていますので、その中から選んで手に取ったら、正面のカウンターで巫女さんに声を掛けて、お守り代(初穂料(はつほりょう)と言います)を納めて、お守りをいただきます。

結び守(縁結びのお守り、文型)

 良縁に恵まれますようにと願いが込められた結び守(縁結びのお守り)です。

 貴船神社は恋の神社。縁結びのパワースポットです。縁結びを目的に参拝する方は、お祈りだけではなく、お守りもいただいて、大切に身のそばに置いておくことをおすすめします。

 結び文の形にちなんで、結び守の形が結び目(文型)になっています。

ピンク色の結び守(貴船神社、結び目型)

 結び守は「水色」「ピンク」の色違いがあります。ゆくゆくは結婚したいカップルで色違いの結び守をいただくのもありですね。

結び守(縁結びのお守り、袋型)

 結び目型ではなく袋型の結び守もいただくことができます。

 ピンク色の素地に赤・金で刺繍されている豪華なお守り。大切に身のそばに置いておきましょう。

結び守(貴船神社、袋型)

 結び守の片面には女性の姿があしらわれています。縁結びの神様・磐長姫(いわながひめ)のお姿でしょうか。お着物がとても豪華です。

水まもり

 貴船神社は”水と恋”の聖地。水まもりもいただけます。

 高龗神(たかおかみのかみ)の御神徳をいただきたい方におすすめのお守り。

 水は気力の根源。お守りには気力を充実して運を開くことが願われています。

引用:氣生根(きふね)略記

 貴船(きふね)は氣生根(エネルギーが生じる根源の場所)とも書きます。

 気を強くし、運気を上げたい参拝客の方におすすめのお守りです。

厄除守

 貴船神社は日本有数のパワースポット。ご神気(スピリチュアルエネルギー)に満ちた場所です。

 水は気力の根源。古来より、水は、穢れ(気枯れ)を洗い、災難を除去することで、新しい”気”を与える力があると言われています。

 厄除守をいただく方は、大切に身の近くにおきましょう。

厄除守(貴船神社)

竜守

 貴船大神(龍神)の姿を模したお守り。開運招福へと願いが込められています。お守りの位置づけは、水まもりと同様です。

 貴船大神のはっきりした定義はありませんが、高龗神(たかおかみのかみ)闇龗神(くらおかみのかみ)玉依姫命(たまよりひめのみこと)の総称であり、貴船神社に祀られる「水の神様」全体と理解していただければ大丈夫です。

貴船神社の創建を明記するものは残っておらず、創建の年代は不詳です。天武天皇白鳳六年(約一三〇〇年前)には、すでに御社殿造替が行われたとの社伝が存在することから、創建は極めて古いと考えられます。貴船神社の起源については、貴船大神が御鎮座することになった伝説が社記に残されています。・・・

貴布禰総本宮 貴船神社 | 貴船神社について (kifunejinja.jp)

龍神札

 水は気力の根源。古来より、水は、穢れ(気枯れ)を洗い、災難を除去することで、新しい”気”を与える力があると言われています。

 貴船神社の神様から運気向上と災難除けの力をお頒かち(分けてもらいます)いただく神札(しんさつ)です。

恋愛運アップのお守り=ローズクォーツもおすすめ

 恋愛運を高めたい女性におすすめしたいお守りが「ローズクォーツ」。

 ローズクォーツは、恋愛運アップの石として名高いパワーストーンです。薄ピンクなので、コーディネートしやすく、可憐で美しい印象を与えます。

 ペンダントとしてハートチャクラ(胸の真ん中あたり)に付けるのがおすすめですが、ブレスレッドでもOKです。

① シンプルなローズクォーツネックレス
② 専用の包装ケース&磨きクロス付き
③ アレルギー対応のシルバー925を使用
④ 中央に恋愛成就の石「ローズクォーツ」
⑤ 天然石¥3,480、人造石¥2,980(2023.9現在)

胸元が綺麗にみえます。

① 京珠堂さんのパワーストーン ブレスレット
② レディース用(手首周り16cm(±0.5mm))
恋愛成就「ローズクォーツ」×開運「四神 水晶」
④ 中糸はゴム製なので手首の太さに合わせて伸縮します
⑤ ¥1,880(2023.9現在)

手元が華やかになります。

御朱印

 貴船神社の御朱印は、本宮(ほんぐう)社務所・授与所で受付されています。

貴船神社の本宮(社務所・授与所)
本宮 社務所・授与所(貴船神社内)

 御朱印の受付時間は「9:00~16:30」。ただし、時季により受付時間が少し変わります。

 社務所・授与所の正面カウンターで、「御朱印をいただけますか?」と巫女さんに伝えて、初穂料(はつほりょう)を納めます。

 そこで、小さなカードを手渡されます。カードには番号が書いてあって、番号順に御朱印が出来上がるので、5~10分くらい待ちます。

 参拝客が多いと巫女さんの声が届きにくいので、番号を呼ばれなくても、5~10分後くらいには、再度、正面カウンターで番号カードを見せて、御朱印が出来上がっているかを確認することをおすすめします。

御朱印(貴船神社)

 社名「貴船神社」と墨書され、社名が押し印されています。「貴船神社」の右横には「水神」と書かれていますが、御祭神名です。その左上と右下の神紋は「二葉葵」。

カフェ(貴船倶楽部)

貴船倶楽部

 貴船バス停~本宮~結社~奥宮までの約2km(徒歩30分くらい)の間に、多くのカフェやレストランが軒を連ねています。

 今回は、奥宮付近の「貴船倶楽部」でお茶をいただきました。

 注文したのは「わらびもち抹茶セット」

貴船倶楽部 わらびもち抹茶セット

 わらび餅、白玉、バニラアイスが盛り込まれた豪華なスィーツ。

 見た目も綺麗です。これに人肌くらの温度のさっぱりとした抹茶が付いています。

 料金は1,550円(税込)。お値段もお手頃です。全体的に甘すぎず上品な味でした。

 貴船神社は京都の山奥に鎮座する神社。京都駅から神社まで公共交通機関を使っても少し歩きますし、神社に着いてからも3社を徒歩で行き来すると、参拝の日は合計2時間くらい歩くことになります。

 貴船神社の参拝には体力を使うので、参拝路の途中でお茶休憩したり食事をとったりすると、体力も回復して、とても有り難かったです。

参拝路 貴船神社

アクセス

拝観時間5-11月:6:00~20:00
12-4月:6:00~18:00
授与所(お守り・おみくじ・御朱印)9:00~16:30
拝観料無料
お問い合わせ075-741-2016
住所〒601-1112
京都市左京区鞍馬貴船町180

京都駅から(電車とバス)

国際会館駅ルートと出町柳駅ルートの2種類があります。

国際会館駅ルート

出発到着電車・バス・徒歩時間(料金)
京都駅国際会館駅地下鉄烏丸線20分(290円)
国際会館駅貴船口京都バス(52系)20分(280円)
貴船口貴船京都バス(33系)5分(170円)
貴船貴船神社徒歩5分
合計約1時間(740円)
国際会館駅→貴船口(京都バス)

 京都駅から地下鉄烏丸線に乗って国際会館前駅で下車。駅を出ると、バスターミナルがあります。

 3番のりばから52系のバスに乗車し、貴船口というバス停で下車。降りるときに交通系ICカードをかざして精算です。

貴船口 バス停(京都バス)
貴船口→貴船(京都バス)

 貴船口でバスを乗換えます。52系→33系です。

 貴船口から貴船まで徒歩で行けなくもないですが、おそらく30分くらい坂道を登っていくことになるので、とても大変です。この間を歩くのはやめましょう。

貴船 バス停のマップ
貴船→貴船神社(徒歩)

 上りの坂道を5分間くらい歩くと貴船神社に到着です。

 歩いているそばに川が流れています。水の神様の雰囲気をここでも味わえますねヾ(^v^)k

出町柳ルート

出発到着電車・バス・徒歩時間(料金)
京都駅出町柳駅JR奈良線・京阪本線26分(420円)
出町柳駅貴船口駅叡山電鉄鞍馬線28分(430円)
貴船口貴船京都バス(33系)5分(170円)
貴船貴船神社徒歩5分
合計約1時間10分(1,020円)

 出町柳ルートと国際会館駅ルートを比べると、国際会館駅ルートの方が早いし、料金も安め。

 国際会館駅ルートをおすすめします。

 下の写真は、貴船から貴船口(バス33系)までバスで行き、貴船口で降車した時の様子です。貴船口駅から出町柳駅まで叡山電鉄鞍馬線を使って京都駅方面へと戻りました。

貴船口駅と貴船口駅に停車している京都バス(33系)

駐車場

本宮駐車場

 本宮(ほんぐう)前に駐車場があります。

 貴船神社を参拝するときには、この駐車場が一番便利と思います。2時間以内で800円です。

奥宮駐車場

 奥宮(おくみや)前にも駐車場があります。

 貴船神社を参拝するとき、本宮(ほんぐう)からではなく、奥宮(おくみや)から参拝する方にとっては、この駐車場が一番便利と思います。2時間以内で800円です。

貴船パーキング

 本宮(ほんぐう)まで徒歩4-5分くらいの場所に駐車場があります。

 貴船パーキング。24時間パーキングです。昼間(8:00~20:00)までは500円/60分、夜間(20:00~8:00)は、200円/60分。ただし、夜間最大料金は1,500円です。

 24時間パーキングなので、貴船神社近くに宿泊する方にとって便利な駐車場です。

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