・三嶋大社でお詣りするとどんなご利益があるんだろう?
・三嶋大社ではどんな種類のお守りが販売されているんですか?
三嶋大社にお詣りする時に、ご利益やお守りを知っておきたいですよね。
この記事を読むと、三嶋大社でお詣りして戴く”ご利益”と三嶋大社で販売されている”お守り”を知ることが出来ます。
三嶋大社とは?
三嶋大社は、静岡県・三島市のほぼ中央に位置する神社です。
約5万m2 の神域に木々が取り囲むように茂る壮大な神社で、東海道第一の名社と言われています。
三嶋大社には毎日のように多くの参拝客が訪れます。特にお正月の三が日は初詣に訪れる参拝客であふれ、三嶋大社周辺の道路は車で大渋滞します。
場所
三嶋大社は三島駅南口から徒歩15分くらいの場所にあります。
道沿いに大鳥居があるので、三嶋大社に着いたら、大鳥居をくぐり、境内に進んで参拝します。
東京駅から三島駅までは新幹線で50分程度。東京や横浜から三島に手軽に行けるので多くの方が訪れます。
桜
境内には15種類200本の桜が植えてあり、春の桜は壮大です。18:00~21:00にライトアップされます。
源頼朝との深い関係
源頼朝は鎌倉幕府の初代征夷大将軍。源頼朝は三嶋大社と深い由縁があります。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)では、ドラマの始まりと言える舞台が三嶋大社でした。
源義朝が平治の乱で敗れ、三男だった源頼朝は伊豆に島流しの刑になってしまいました。
源頼朝は、”平家打倒”を目指し、治承4年(1180年)8月17日、三嶋大社に源氏復興を祈願しました。ここから有名な源平合戦が始まります。
石橋山の戦いに敗れるものの、富士川の戦いでは平家に勝利し、関東を支配下に置きます。
富士川の戦いを転機に、5年かけて平氏を四国・九州へと追い詰め、最終的に、壇ノ浦の戦いで平氏を滅亡させ、武家の頂点に登り詰めました。
建久3年(1192年)、後白河法皇が崩御。同年7月に源頼朝は初代征夷大将軍に任命され、鎌倉幕府を開きました。
源頼朝が治承4年(1180年)に三島大明神に加護を祈り、その後に成功の道を歩んだ歴史から、源頼朝は三嶋大社に深い崇敬を戴いていたと言われています。実際、源頼朝は同年10月に三嶋大社に参拝し、神領を三嶋大社に寄進しています。
源頼朝にとって、三嶋大社は心の拠り所だったようです。
三嶋大社のご祭神(祀られている神様)
三嶋大社には二柱(ふたはしら、二人の神さま)が祀られています。
三嶋大神(みしまおおかみ)
三嶋大社のご祭神(祀られている神様)は、大山祇命(おおやまつみのみこと)、および、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)です。
二柱のご祭神を総称して、三嶋大神(みしまおおかみ)と言われます。
大山祇命(おおやまつみのみこと)は、山林農産の守護神で、日本の山々を司る(つかさどる)神様。
積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)は、恵比寿様と同一神とされる神様で、豊漁の神様です。
三嶋大神は「御島」の神(三島一帯を支配する神さま)を意味すると言われています。
三島の北西には「富士山」、北東には「箱根山」があります。どちらも「火山」。南には「伊豆・小笠原諸島」の活火山が連なっています。
これらを「富士火山帯」と呼んでいます。
三島は、富士火山帯の中心に位置するため、昔から、火山の噴火や噴火による造島などの現象を神業としてしたことが知られていました。
そうした自然の営みの中から、火山島への尊敬を込めて、三島一帯が「御島」と名付けられたことが地名の由来とされています。
三嶋大神は このような自然の営みの中で育まれた信仰と言われています。
大山祇命(おおやまつみのみこと)
古事記では、大山祇命(おおやまつみのみこと) は、いざなぎといざなみの間に生まれたとされています。
大山祇命(おおやまつみのみこと) は、山林農産の守護神で、山を司る(つかさどる)神様です。さらに、 衣食住の守護神、海上航海の神としても知られていて、全国の3,000社以上の神社で祀られています。
その総本社が、愛媛県の大山祇神社と静岡県三島市の「三嶋大社」です。
積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)
日本神話では、大国主神の子とされる神様です。
国譲り神話の中で、 国譲りの時に海で釣りをしていたため、漁業の神としても知られています。
さらに七福神にもかぞえられ、商売繁盛の神様としても信仰されています。
三嶋大社のご利益
ご利益は”商売繁盛”
ご利益は一般的にお詣りして御神徳を戴くことです。三嶋大社でお詣りすると、仕事やビジネスが成功するご利益(”商売繁盛”)を戴くことが出来ます。
商売繁盛を通じて金運もアップですね。
どちらかといえば、恋愛運(縁結び)、学問(合格祈願)、子宝(安産)といったご利益よりも、”商売繁盛”や”金運アップ”といったご利益が強い神社です。
結婚とのゆかりが強い神社
三嶋大社は、結婚とのゆかりが強い神社です。
◇大山祇命(オオヤマツミノミコト)
日本で初めて結婚の道を教えられた「イザナギ・イザナミ」のお子さま
◇事代主神(コトシロヌシノカミ)
有名な縁結びの神様「オオクニヌシ」のお子さま
さらには、大山祇命(オオヤマツミノミコト)は、有名な縁結びの神様「コノハナサクヤヒメ」「イワナガヒメ」のお父様でもあります。
三嶋大社のご利益の中心は、”商売繁盛”。
しかし、三嶋大社に祀られる二柱(ふたりの神様)のファミリーにはたくさんのご縁結び・結婚にかかわる神様がおられるので、三嶋大社は”結婚とのゆかりが強い”神社と言えます。
実際、多くのカップルが、三嶋大社で結婚式(神前式)を挙げています。
挙式を予定しているカップルのみなさん、よかったら神前式を検討してみてください。
下記までお問い合わせ下さい。なお、パンフレット等も準備しております。また、式場の外からになりますが、実際の結婚式を見学することも可能です。
三嶋大社 祭儀課(さいぎか)
TEL : 055(975)0172
引用:ご婚礼 | 三嶋大社 (mishimataisha.or.jp)
受付時間 : 午前9時~午後5時
※休みはありません
神前式ってどんな感じなんだろう・・という方は、神前式を挙げたカップルの体験談も参考にしてみてください。
お守りの種類、お守りの授与&返納
三嶋大社では、様々なご利益のお守りを授与していただけます。
お守りの初穂料(はつほりょう)は、大体数百円~1000円前後くらいです。
お守りの授与
境内の一番奥にある本殿のすぐ前にある「授与所」でお守りを授与していただけます。
仕事守
「仕事守」は、誠実に日々の仕事に励む人々を守護するお守り。
三嶋大社のご利益は”商売繁盛”なので、ご利益とぴったりのお守りと言えます。
縁結守
恋愛運(縁結び)のお守りです。
女性にも親しみやすい色使いが施されている可愛いお守りです。種類も複数あるので、お気に入りをぜひ見つけてください。
健康幸せ守
健康幸せ守は、 積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ) にゆかりをもつとされ、持つ人にとりわけ「めでたさ」を運んでくれると言われています。
しおりとして利用できる台紙が付いているのも嬉しいですね。
交通安全守(木札)
木札で制作されたお守りです。
車に入れて安全運転のお守りにするなどが良さそうです。視界の邪魔にならないように、車室のどこかに固定して着けておくといいかもしれません。
心願成就守(願いかなう守)
心に秘めた強い思いがあってぜひ実現したい!と思う方は、願いかなう守がオススメです。
学業守、合格守、厄除守
受験を控えている学生さんは「学業守」「合格守」をぜひ授与して頂いてください。
厄除守はその名の通り厄除のお守り。
厄年には前厄、本厄、後厄の3種類があります。男性は本厄が25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33脚・37歳・61歳となっています。
前厄と後厄は本厄の1年前と1年後です。特に本厄に当たる方には「厄除守」がオススメです。
厄年は満年齢ではなく数え年でカウントします。数え年は、生まれた年が1歳、元旦を迎えるごとに+1して年齢をカウントする方法です。数え年の方が普段使っている満年齢より大きな数字になります。
下の写真は、左から、学業守(白いお守り)、合格守(ピンク色のお守り)、厄除守(紺色のお守り)、です。
お守りの返納
古くなったお守りは三嶋大社にぜひ返納してください。お守りを買って1年経過する頃に返納していただくとよいと思います。
総門の隣の「社務所」に「古札納所」という箱があります。そこに返納することができます。
御朱印
御朱印は客殿で受け付けています。客殿では御朱印の他、祈祷も受付されています。下の写真は客殿。側で御朱印を受け付けています
御朱印の初穂料は300円です。上の写真は2021年7月に頂いた御朱印。新型コロナウィルス流行の影響により、1枚紙の御朱印を頂きました。これを御朱印帳に貼って保管しています。
参考文献
出典:「三嶋大社 箱根神社 伊豆山神社 伊豆・箱根路の三社詣」週刊 神社紀行 44
出典:「三嶋大社 箱根神社 伊豆山神社」週刊 日本の神社 NO.27 2014年8月19日
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