・なんの神さまが祀られているの?
・神社のご利益を教えて!
・お守りと御朱印も知りたい。
「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」は、参拝客が多く、大変に格が高い神社です。
初めて富士山本宮浅間大社に参拝するときに、ご利益(なんの神さま?)やお守りを知っておくと祈願もしっかりできますよね。
この記事では、富士山本宮浅間大社の「ご利益」「お守り」「御朱印」をご紹介します。富士山と神社の関係も案内します♪
一言で言ってしまうと、富士山本宮浅間大社は、強く美しい女神さまをお祀りする富士山の麓(ふもと)に鎮座する神社です。
女性の皆様には、ぜひお詣りしていただきたいと思います。
富士山本宮浅間大社とは?
富士山本宮浅間大社は、静岡県富士宮市(ふじのみやし)に鎮座する神社。
富士山本宮浅間大社は、富士山の麓にあるので、富士山がでっかく見えます。
静岡県は、約150年前まで、「伊豆国(いずのくに)」「駿河国(するがのくに)」「遠江国(とおとうみのくに)」の3つの国から構成されていました。
富士山本宮浅間大社は、「駿河国」で最も社格が高い神社でした。今でも特別に社格が高い神社「別表神社」のうちの1つです。
駿河国のお隣「伊豆国」で最も社格が高い神社は、三嶋大社。三嶋大社も「別表神社」のうちの1つです。
富士山本宮浅間大社の境内には500本の桜が植樹されています。
春には桜が咲き誇り、美しい風景が広がります。
富士山と神社の関係
全国には、富士山を信仰する「浅間神社(せんげんじんじゃ、あさまじんじゃ)」が、1,300もあります。その中心である総本宮(そうほんぐう)が、富士山本宮浅間大社です。
日本人なら誰もが大好きで尊敬している「富士山」。富士山には神様が宿ると考えられています。
富士山をご神体として祀る1,000以上の浅間神社。そのリーダーが「富士山本宮浅間大社」です。
富士山本宮浅間大社は、日本にある25の世界文化遺産の1つでもあります。
富士山本宮浅間大社は古来からの「日本人の心」を表した神社とも言えます。
ご祭神:木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)
富士山本宮浅間大社に祀られている神さまは、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、「桜が咲くように美しいお姫さま」、という意味です。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、日本神話の中で、最も美しい女性と言われています。
富士山本宮浅間大社の境内には500本の桜が植樹されています。
桜は、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が形を変えて表れたもの(化身)と言われています。
富士山本宮浅間大社に参拝するベストの時期は、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が一番輝く時、つまり、富士山本宮浅間大社の桜が満開の時です。
あれっ、、富士山本宮浅間大社の神さまって、富士山じゃないの??
こういう疑問を持つ方もいると思います。その通りです!
富士山本宮浅間大社の神さまは、正式には「浅間大神(あさまのおおかみ)」。浅間大神(あさまのおおかみ)は、富士山(ご神体)に宿る神さまと言われています。
そして「浅間大神(あさまのおおかみ)」は「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」と同一の神さまなんです。少し複雑です💦
「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」は、日本を代表する山「富士山」に宿る神さまであり、日本を代表する花「桜」に形を変えて表れる神さまです。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は2つの顔があります。
桜として咲き誇る絶世の美女の顔。
富士山に宿り、富士山の噴火を鎮める(しずめる)パワフルな顔。
「美しさ」と「強さ」の2つの顔をもつ「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」は、強くて美しい女性のシンボルと言えます。
富士山本宮浅間大社と三嶋大社の深い関係
富士山本宮浅間大社と三嶋大社は、お互い深い関係にあります。
まず、両社が鎮座する場所がとても近いです。
・富士山本宮浅間大社と三嶋大社は、近い場所にあります。
・富士山本宮浅間大社と三嶋大社の距離は30kmくらいです。
・富士山本宮浅間大社は旧・駿河国、三嶋大社は旧・伊豆国に鎮座します。
次に、両社の社格はどちらもとても高いです。
・富士山本宮浅間大社は、旧・駿河国の一宮(いちのみや)
・三嶋大社は、旧・伊豆国の一宮(いちのみや)
(一宮(いちのみや)は、その国で一番社格が高い神社です)
最後に、両社の神さまは、実は、・・・親子(父と娘)なんです。
・木花咲耶姫は、大山祇神(オオヤマツミノカミ)の娘さまです。
・大山祇神(オオヤマツミノカミ)は、三嶋大社の神さまです。
大山祇神(オオヤマツミノカミ)は、日本の山々を治める雄大な神さま。
器が大きくて雄大なお父様の娘様として、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は生まれました。
一説によれば、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が三柱(三人の神さま)をお産みになられたとき、お祝いとして、大山祇神(オオヤマツミノカミ)が、日本の山々の中から、富士山を木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)にプレゼントしたとも言われています。
三嶋大社と富士山本宮浅間大社は、父娘の間柄にあるファミリーの神社。
富士山本宮浅間大社には、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と共に、お父様の大山祇神(オオヤマツミノカミ)と旦那様の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)も、相殿神(あいどのしん)として祀られています。
ご利益:安産・子宝
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、幅広いご利益・ご神徳を戴ける神さまとして有名です。
安産、子宝、家庭円満のご利益の他、厄除け(火難消除)、縁結び、漁業の守護などのご利益があると言われています。
中でも、安産と子宝のご利益は有名です。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の美しさに一目惚れして結婚の申し出をしたと言われています。
めでたく瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は結婚。木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は一夜にしてご懐妊されました。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、一夜にしてご懐妊されたので、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の貞操を疑ったそうです。
これに怒った木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、戸の無い産屋を建てた後、産屋に籠もり、なんと産屋に火をつけて、燃え盛る産屋の中で、三柱(3人の神さま)をお産みになられたと言い伝えられています。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)のお子様であれば、ゴーゴーと燃え盛る産屋の中でもちゃんとお産まれになるはずだから、それを証明するということらしいです💦
この物語からも、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、単に「美しい」お姫さまではなく、自分の意志を持ち、行動する「強さ」をもつ神さまであることがわかります。
このストーリーから、安産と子宝のご利益は特に強いといってよいでしょう。
お祈りする場所(拝殿)
拝殿(はいでん)でお祈りします。下の写真は境内図(マップ)です。13番が拝殿です。
⑤二之鳥居 朱色の大きな鳥居です。真っ青な空に映えて綺麗!
④ここずらよ 二之鳥居前にある特産品売り場。お土産やドリンク類を販売しています。
⑥三之鳥居 二之鳥居と違ってグレーの小さな鳥居です。さらに真っ直ぐ前に進みます。
⑩手水舎(てみずや) お参り前に手や口を清めましょう。
⑪桜門 朱色の立派な門。もう少しで拝殿です。
⑬拝殿 ご神徳を戴けるようにしっかりお祈りしましょう♪
女性の守り神
強く美しい女神さまを祀り、安産・子宝といったご利益が強い「富士山本宮浅間大社」。
富士山本宮浅間大社は特に女性に参拝していただきたい神社です。
このような由緒の神社なので、女神さまの前で結婚式(神前式)をあげるカップルも大勢います。
私が参拝した当日も神前式がとり行われていました。
お守りを授かることができる授与所(じゅよしょ)で、巫女(みこ)さんに、「神前式をあげるカップルは多いんですか?」と質問したところ、「明日も4組のカップルが神前式をあげられる予定ですよ!」と教えてもらいました。
強く美しい女神さま「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の目の前で結婚式をあげることができれば、女性にとってこんな心強いことはないでしょうね^^
お守り
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、幅広いご利益・ご神徳を戴ける神さまとして有名です。
安産・子宝・縁結びの他、多くの種類のご利益のお守りを受けることができます。
授与所(じゅよしょ)
お守りは「授与所」で受けることができます。
授与所は拝殿に向かって左手にあります。マップでは⑫になります。
安産守
赤・ピンク・青などカラフルに刺繍が施されたすごく豪華な安産のお守りです。
お守りは専用の木箱に丁寧に収められています。
燃え盛る産屋の中で、三柱(3人の神さま)をお産みになられた木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のご利益を戴けるように、大事にしましょう。
子安守(こやすもり)
良い子宝を授かりますように、そして、健やかに成長しますようにと、願いが込められています。
燃え盛る産屋の中で、三柱(3人の神さま)をお産みになられ、お育てになられました木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のご利益を戴けるように、お守りをていねいに身につける/家で保管しておきましょう。
縁結び守
ピンクと赤の刺繍をあしらった可愛らしい縁結び守です。素敵なご縁がありますようにと願いが込められています。
お守りの返納
古くなった(1年間が目安)お守りを神社にお返しすることができます。
お守りを神社にお返しする場所は授与所(じゅよしょ)ではなく、古神札納所(こしんさつおさめしょ)となります。
古神札納所(こしんさつおさめしょ)は、マップには表示されていませんが、⑰社務所(しゃむしょ)の横に位置しています。
恋愛運アップのお守り=ローズクォーツもおすすめ
恋愛運を高めたい女性におすすめしたいお守りが「ローズクォーツ」。
ローズクォーツは、恋愛運アップの石として名高いパワーストーンです。薄ピンクなので、コーディネートしやすく、可憐で美しい印象を与えます。
ペンダントとしてハートチャクラ(胸の真ん中あたり)に付けるのがおすすめですが、ブレスレッドでもOKです。
① シンプルなローズクォーツネックレス
② 専用の包装ケース&磨きクロス付き
③ アレルギー対応のシルバー925を使用
④ 中央に恋愛成就の石「ローズクォーツ」
⑤ 天然石¥3,480、人造石¥2,980(2023.9現在)
胸元が綺麗にみえます。
① 京珠堂さんのパワーストーン ブレスレット
② レディース用(手首周り16cm(±0.5mm))
③ 恋愛成就「ローズクォーツ」×開運「四神 水晶」
④ 中糸はゴム製なので手首の太さに合わせて伸縮します
⑤ ¥1,880(2023.9現在)
手元が華やかになります。
御朱印
御朱印授与の場所
御朱印は、授与所(じゅよしょ)ではなく、社務所(しゃむしょ)で授かることができます。
拝殿に向かって右手になります。上の境内マップでは⑰(右上の方)です。
御朱印の申し出
社務所に巫女さんがいらっしゃるので、御朱印を申し込みます。
富士山本宮浅間大社は参拝客が多いので、待たされます。
預かりキップをもらえるので、番号が呼ばれたら社務所の受付に行って、御朱印を頂きます。
御朱印を申し込むときではなく、番号が呼ばれてから御朱印をいただくときに、その場で初穂料(はつほりょう)を納めればOKです。
富士山本宮浅間大社の御朱印
「富士山本宮」と中心に墨書きされ、その真ん中に朱色の神社印が押されています。
御朱印の右部に「駿河国一之宮」と朱で押印されています。
駿河国とは、現在の静岡県が約150年前まで「伊豆国(いずのくに)」「駿河国(するがのくに)」「遠江国(とおとうみのくに)」の3つの国から構成されていた時代の「駿河国(するがのくに)」。
「一之宮」とは、駿河国(するがのくに)において最も社格が高い神社であったという意味です。
有名な多くの神社は一之宮、つまり、江戸時代の旧国(合計68)において社格が最も高い神社です。
咲良(さくら)おみくじ
富士山本宮浅間大社には、少し変わったおみくじがあります。
参拝の記念におみくじも引いてみましょう。
咲良(さくら)みくじと言います。
富士山の雪解け水が、湧き出る「湧水池」があります。
この湧水池は多くの武将や旅人から清めの水として「キセキの水」と呼ばれていました。
咲良(さくら)みくじは、この「キセキの水」に浸す「水みくじ」です。
社務所で初穂料を納めて咲良(さくら)みくじを授かります。
「湧水池」に咲良(さくら)みくじを浸して、乾かし、上の案内版のようにみくじを折ると富士山の形になります。
「湧水池」は水屋神社にあります。水屋神社の場所は社務所の奥です。
看板通りに進むと、精霊水が湧き出る「湧水池」「水屋神社」をすぐに見つけることができます。
お宮横丁
伊勢神宮の「おかげ横丁」のように、富士山本宮浅間大社にも「お宮横丁」が、あります。
ここでは、富士宮の有名なB級グルメ「富士宮やきそば」を食べることができますヾ(^v^)k
二之鳥居と第二駐車場のすぐ近くに横丁があります。マップでは、下の方にある③がお宮横丁です。
ちょっと固めの麺でシンプルな焼きそば。美味しい!
アクセス
住所 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1 |
電話 | 0544-27-2002 |
FAX | 0544-26-3762 |
ホームページ | 富士山本宮浅間大社 公式サイト |
身延線「富士宮駅」が神社の最寄り駅です。
境内に2つの駐車場がありますので、車で参拝に行くこともできます。
身延線・富士宮駅 | 神社まで徒歩10分 |
富士I.C. | 神社まで車で15分 |
新富士駅 | 神社までバス50分 |
境内の第一駐車場は下のようにかなり収容台数があるので、行楽シーズンなど特別な時期でなければ、たぶん駐車できると思います。
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